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賢い「独立起業」のやり方について
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@ 全く未経験の分野で起業すること |
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多くの起業家がこれで失敗している。特に脱サラして独立を考えている方々に多いのですが、全く異業種でチャレンジという独立起業のやり方、またこれを勧めている著書もありますが、やはり成功の確率は極端に低くなります。
冷静になってよく考えてください。ビジネスは一人で出来るものではないのです。仕入れ先があり、売り先があり、何らかの商品(固形・無形問わず)を右から左へ流通させることで利潤が生まれる。これがビジネスの原則です。
今までの経験だけで、ビジネスができると決して過信しないことです。
まずは手堅く、今までのキャリアを生かすことからスタートを切るのが鉄則です。 |
A 趣味や得意分野を生かそうとする |  |
趣味と実益を兼ねた仕事がしたいとよく言いますが、「好きなことをして生計を立てている方」「成功している方」は、極少数の方でしかありません。趣味を本業にして成功するのは至難の技だと認識しているほうが正しいと考えておくべきです。
多くの独立起業家が、利益が取れず商売にならないと早期廃業しています。
やるなら副業で。 |
B 安易にフランチャイズ等の加盟する |  | 最近のフランチャイズ業界は、完全に本部主導になっており、本部が収益を上げることが優先されてしまっている。そのため、コンビニ業界に限らず、学習塾、クリーニング店等、どの業界も自己努力で成功を導けなくなってきている。それでもフランチャイズ組織で起業されるならば、契約する前に規約や条項を熟読し、納得のいくまで理解したうえで参加してください。それでも殆どが、本部の都合の良い内容になっています。その中でも、契約解除・中途解約についてはしっかり確認しておくべきです。殆どの場合、契約期間内に解約すると追徴金を支払わされる契約になっています。やめるにやめられない独立起業家の方々がたくさんいるのが現実です。 |
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@ 今までの経験が生かせる状態でスタートを切ること |  | 「脱サラ」して、退職金を頭金に独立起業。とよく言いますが、かなり成功率が低いのが現状です。また安定収益がなくなって、退職金を元手に運転資金にしてと考える方々も多いと思いますが、3ヶ月、いや6ヶ月分無収入で生活できる資金があれば独立起業できる。とも言いますが、それはあくまでも事業がうまく軌道に乗ることが前提の話です。保障はありません。だから仕事を好き嫌いで判断するのではなく、独立起業しても今までお世話になった会社にも少しは貢献し、取引先をある意味活用させていただくようなビジネスモデルで事業をはじめるのが得策です。 スタート時は、より可能性の高い道を選択すべきなのです。 | A できるかぎり「顧客」がいる仕事をする |  | 「経営」=「顧客がいて成り立つもの」と考えてほぼ間違いないでしょう。お客様がいるから、企業は安定するのです。どの業界にもいるトップセールスの方々も常に新規開拓だけで、高い実績を継続させられているわけではなく、ほとんどが「お客様」がいるから、常に好成績を維持出来ているのです。これを「独立起業」に置き換えると、独立起業当初から多くの顧客がいる場合はめったにない。だから、不安定でも仕方がない。だから何をするのか?取引先やお客様を作ることから、「起業」は始まるのです。 「仕事」=「顧客作り」と言っても過言ではありません。したがって、起業当初から自分を好意にしていただける「顧客」がいるに越したことがないのです。 | B 景気が低迷している時(業界)に起業する |  | 景気が良い時は、資金力がある大手企業が参入してくる場合がほとんどで、資金力がない弱小企業は、スタートラインにたっても軌道に乗せるのに非常に時間がかかってしまいます。 「ピンチの時こそ、チャンス有り」この精神で、独立起業のチャンスを逃さずスタートを切る。ビジネスは、「世の中の動きに反して考えること」に成功があるのです。 |
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